証券会社の貸株制度は使うとオトク!配当金も株主優待も貰える!

2020年頃だっただろうか、楽天証券から信用貸株制度が始まった旨のメールを受信した記憶があるが、貸株の設定をせずに完全に放置していた。本記事では、貸株制度について取り上げる。

貸株制度とは?

貸株制度とは、保有している現物株もしくは信用取引の代用有価証券として利用している株を、証券会社に貸出して貸出した株の金利を得られるサービスだ。

貸出している株は、貸出中であっても売却することができる。そのため、貸株を行ったとしても株の購入や売却で不都合が生じることはない。
貸出した株は、一時的に株主の名義が貸し出した先の人になるため、配当金や株主優待を得たい場合は、注意する必要がある。
また、貸株中に証券会社が倒産した場合、貸出した株が返ってこない可能性があるため、注意が必要だ。

また、貸株制度は保有銘柄全て貸し出しできるわけではなく、貸株制度に対応しているかは銘柄により異なる。詳しくは、証券会社のホームページを確認しよう。

配当金や株主優待への影響は?

貸株制度は、証券会社に株を貸し出すことになるため、株の貸出中は配当金や株主優待を得ることができなくなる。配当金や株主優待をもらうために株を購入したのに。。という人のために、貸株制度を利用しつつ、配当金や株主優待を得られるようにする仕組みがある。楽天証券では、貸株制度で株を貸出しても、配当金・株主優待がある銘柄は権利付き最終日に自動返却してくれるように設定できる。

  • 金利優先 ー 貸株制度の金利を優先して、自動返却しません
  • 株主優待優先 ー 株主優待制度がある場合は権利付き最終日に貸株を自動返却します
  • 株主優待・予想有配優先 ー 株主優待or配当金がある場合は、権利付き最終日に貸株を自動返却します

株主優待の長期保有優遇の制度を導入している企業の場合は、貸株を行うと株主の名義が一時的に貸出先に変わるため長期保有優遇のメリットを得られなくなる可能性がある。そのため、長期保有優遇の銘柄は貸株制度を使用しないほうがいい場合もある。厳密に言うと株主名簿の棚卸しが権利確定日に行われる銘柄については、貸株を行なっていても長期保有優遇は得られる可能性はあるが未知数な感じだ。また、貸株で貸した株と戻ってきた株の株主番号が必ずしも同じと言う保証はないため、これもまた長期保有優遇から外れてしまう可能性がある。

株主優待長期保有優遇銘柄の貸株設定は、貸株金利と株主優待を天秤にかけ、条件のいいほうを選ぼう。

貸株金利は、配当金と違い雑所得扱いなので、確定申告が必要となる。そのため、確定申告したくない人は、貸株制度は使わないようにしよう。

株を購入時に自動的に貸株に出すことができる

楽天証券の貸株制度には、株を購入時に自動的に貸株になるように設定することができる。
そのため、この仕組みを使えば株を購入すると自動的に貸株金利を得られるようにすることができる。

楽天証券の場合、らくらく担保の自動振替設定項目の内、自動振替の対象で株式が選択されている場合、貸株の自動貸し出し設定を行うことができない(設定変更がリンクになっていない)。そのため、株購入時に自動的に貸株設定をするように設定したい場合は、 らくらく担保の自動振替設定を確認しよう。

https://faq.rakuten-sec.co.jp/10002138

自動的に貸株を行いたい場合は、「自動振替の対象」に「株式」のチェックが入っていたら、チェックを外そう。

自動振替の対象の株式のチェックを外したら「設定変更」がリンクとなり、自動的に貸株にすることができるようになる。

銘柄ごとに貸株設定を調整できる

貸株制度の適用単位は、保有株の銘柄ごとに設定することができる。
貸株設定の変更ボタンを押すと貸株の設定ができる。

  • 全貸 ー 保有しているすべての数量を貸株します
  • 未貸 ー 保有しているすべての数量を貸株しません
  • 一部未貸 ー 保有している一部の数量を残し貸株します

配当金・株主優待の情報をすぐに確認できる

貸株を行うかどうかの判断の元材料として、配当金と株主優待の内容を確認する必要があるが、楽天証券の貸株ページでは、下の図の赤枠のようにすぐに配当金・株主優待を確認することができる。
株主優待の長期保有優遇の銘柄かどうかは、このページにて確認しよう。

貸株制度の仕組みを観察する

楽天証券の貸株制度を設定した場合は、以下の状態が存在する。
貸株中となっている場合は、貸株の貸出設定が完了して実際に貸株中の状態だ。この状態になると、貸株金利が発生し金利を受け取ることができる。

振替中は貸株の設定をしているが、貸株の振替中の状態だ。

貸株未設定は、貸出設定を未貸に設定している場合、もしくは全貸に設定していても営業日でない場合は貸出未設定になってしまう場合がある。もし、貸出設定をしているにもかかわらず貸出未設定になっている場合は、次の営業日まで待つといいだろう。

下の図は、左側が貸出設定をして貸出前の状態の残高推移で、右側が貸出設定をして貸株中の状態の残高推移だ。貸株が貸出中になっているかどうかは、この画面にて確認することができる。

数日観察してみたが、貸株金利は1日ごとに発生しており、1か月分の貸株金利は、画面右上のX月計上金利より確認可能だ。

貸株金利の入金タイミングは、翌月第2営業日に纏めて入金される。

https://www.rakuten-sec.co.jp/web/domestic/lending/rule/ground_rules.html

「株主優待優先」もしくは「株主優待・予想有配優先」にしていると、権利付き最終日には、「強制振替中」になり株が返還される。そして、株主優待・配当金の権利が確定したら、自動的に再度貸株に出すという動きをする。貸株を「未貸」にしていて権利付き最終日を迎える場合は、「権利処理中」になる。

メールでも、貸株が自動返却された旨のメールが来る。ただし、10件以上は記載が省略されるようだ。

以上、本記事では貸株制度について取り上げてみました。

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