投資ぐらし流投資戦略を考えてみた

数ある投資の中から何を選ぶか

筆者は、そのときどきの状況によって、投資に対して向き合い方を幾度も変えてきた。

数ある投資の中から、筆者はどれを選び、どれを捨ててきたのか。今一度整理する。

筆者の投資遍歴は以下だ。

投資信託→株式投資(個別株)→指数取引(ETF、ETN)→米国株→ロボアドバイザー→FX→先物・オプション取引→CFD

この中で、いまだに取り組んでいる投資は、以下の4つだ。

  • 株式投資
  • FX取引
  • 先物・オプション取引
  • CFD取引

これまでは、確定申告を自分でしたくなく、自動で源泉徴収が行われる株式投資およびETFをメインに取引してきたが、今般腹をくくって毎年確定申告するように決心をした。よって、投資の種類に制限がなくなったわけだ。

確定申告をしたくない人は、投資信託、株式投資、ETF、ETN、米国株、ロボアドバイザーを選ぶしかなくなる。その中から選ぶのはいいけれど、基本的には、売りから入ることが難しく、儲けるチャンスが減ってしまう。細かくいえば、信用取引やベアETFなど売りから入れなくはないけど、手数料がかかるためお勧めしない。

株式投資、FX、先物・オプション取引、CFD取引の4つを組み合わせれば、何時如何なる時も、利益を出すことができる。では、この4つの投資をどのように組み合わせていくか。筆者の考えを以降に書き連ねえていく。

各投資の特性を考える

いろいろな投資を経験していくにつれて思うことがある。それは、1つの投資手法だけでは、柔軟に利益を出すことができないということだ。各投資には、それぞれ得手不得手があり、投資ごとの特性を知ることが大事だ。

株式投資の特性を考える

株式投資の現物取引は、株価が堅調に上昇している際は、すごく優位性があり、株を保有しているだけで、どんどん資産が増えていく。これは大変いいことだ。ただし、一方、相場が軟調になり、株価が下落に転じている場合はどうだろうか。損失をおさえるため現物株を売り、また上昇局面に戻るのを待つしかなくなる。これが、株式投資の現物取引の弱さだ。下落局面で利益をだすための方法として、株式投資には、信用取引という方法もある。これは、およそ自分の口座の3倍まで株の取引ができる制度だ。現物取引と違い、証券会社から株を借りて取引を売りから始めることもできる。そのため、相場が下落局面の場合は、信用売りを行い、あとから安くなった株を買い戻せば、利益を出すことができる。では株式投資の場合は、現物取引と合わせて信用取引も使えばいいじゃないかという結論になってしまうかもしれないが、筆者はそうは思わない。なぜなら、信用取引を行う際、買いの場合は買い方金利、売りの場合は貸株料を取られることになるからだ。ただでさえ、証券会社には売買手数料を取られているのに、約定時に、金利、貸株料をとられてしまうのは、もったいない。短期間の取引であれば、金利、貸株料は少額で済むが、長期間信用取引で売買した株を保有となると、手数料が膨れ上がる。

そのため、株式投資の優位性は、現物株を買い株価があがったら売るというところにあると判断する。また、それぞれの人の投資スタンスによるが、長期的に株式投資を行うのであれば、配当金も手に入る。

いずれにしても、株式投資の優位性は、現物株を買い利益が出るまで保有するというところにあると思われる。

FX取引の特性を考える

FX取引は、各国の法定通貨間の為替レートの変動に伴う差益を狙う投資手法だ。固定相場制から変動相場制になり、各国の法定通貨間は、市場原理主義の交換レートで通貨の交換が行われるようになった。

ある通貨とある通貨の交換は、通貨ペアと呼ばれる単位で、為替レートが設定され、通貨間は為替レートをもとに交換が行われるようになっている。ただし、通貨ペアは、基本的にアメリカドルを基準にして、為替レートが設定されており、アメリカドルの影響を受ける。たとえば、USD/JPYはアメリカドルと日本円のみ意識していればよい(ドルストレート)。EUR/JPYは、一見、ユーロと日本円のみ意識していればいいように思えるが、実際は、EUR/USDとUSD/JPYが組み合わさった複合的な通貨ペアとなっている(クロス円)。つまりは、マイナーな通貨同士は、アメリカドルを基準に変換されて為替レートが設定されていることになる。

よって、FX取引を行う際は、アメリカドルの影響を常に受けているという意識が必要だ。

FX取引は、自己資金の最大25倍までの建玉を保持することができ、自己資金以上の金額を売買することができる。資金効率といった面では大変いいことだが、資金管理には細心の注意が必要だ。FX取引は世界のあらゆる人が市場参加者として取引を行っており、時折為替レートの急変動が起こる。1年に1回程度は、投機的な資金が流入することがあり、1日に2%~3%為替レートが変動することは覚悟しておいたほうがいい。そのため、1つの通貨ペアにレバレッジをかけすぎることはお勧めできない。

為替差益を狙う方法と対をなすのが、各国の法定通貨の金利差を狙ったスワップポイント狙いの投資手法だ。こちらは、金利が安い通貨で金利が高い通貨を買うと金利差が発生するため、金利を受け取ることができる制度だ。逆に金利が高い通貨を売り金利が安い通貨を買うと、金利を払わないといけない。スワップポイントは、毎日受け取る(支払う)ことができ、口座残高に積み増される。例えば、USD/JPYの1ロットの買いスワップが1日10円だったら、毎日10円の金利を受け取ることができる。20ロット買った場合は、1日200円もスワップポイントを受け取ることが可能だ。これを一年に換算すると、73,000円となるため、馬鹿にできない金額だ。

一部の通貨ペアを除き、為替レートは特定のレンジ内で価格が推移する性質を持っているため、安くなったら買い、高くなったら売るという投資手法で利益を出すことが可能だ。

纏めると、FX取引の優位性は、スワップポイントで毎日金利を受け取れる。為替差益でキャピタルゲインが得られる。自己資金以上の取引が行え、レバレッジによって、スワップポイント、為替差益を最大25倍まで拡大させることができるところにある。

先物・オプション取引の特性を考える

今回は、日経225先物を先物・オプション取引ととらえて考える。

先物取引は、とくに日経225平均株価が下落局面に転じる際に非常に有用だと思う。限月という期限の区切りがあるものの、ここぞという下落局面の際にコストをほぼかけずに、売りから入れる点が非常に優秀だ。また、オプション取引では、これから株価が上がるか下がるかわからないときに、ヘッジとして、プレミアムを買っておくと、安心してほかの投資を行うことができる。

また、先物取引とオプション取引を組み合わせることによって損益グラフを制御することができ、あからじめ想定した範囲内に、損益を限定することができる。

短期的に利益を上げたい場合は、レバレッジ最大33倍のため、一方向に資金を投じれば、短期間で爆益を得ることもできる。

先物・オプション取引の優位性は、ほかの投資と逆方向に資金を投じれば、ヘッジできる。また、先物取引とオプション取引の組み合わせにより、損益グラフを制御できるところにある。

CFD取引の特性を考える

CFD取引は、様々な種類の銘柄を1つの口座で取引を行うことができる。株価指数、株式、商品などほかの投資にはない幅広いジャンルの銘柄がそろっている。

特に、株価指数、商品のほうは、ほかの投資では、直接投資することが難しいため、貴重な投資手法だ。また、レバレッジが銘柄ごとに設定されており、自己資金以上の金額を売買することができる。ETF・ETNでも似たようなことができるが、ETF・ETNは長期的には目減りしていくため、先物を原資産としたCFDのほうが最終的なコストメリットは高いと思われる。

CFD取引の優位性は、ほかの投資にはないジャンルの銘柄がラインアップされており、ほかの投資では埋められない領域についても投資を行うことができるところにある。

投資ぐらし流投資戦略

資産の継続的な増加が見込める、株式投資の現物取引をメインの投資手法とする。

株式投資は、割安な銘柄を買い、長期で保持する。購入額の2倍~5倍になった際に、売却を検討する。売却後、割安な銘柄を買い、長期で保持する。以降は、これを繰り返す。高値警戒感がでて、株価が急落しそうな雰囲気の場合は、一時的に保持している株を売却することも検討する。

FX取引をサブの投資として行い、スワップポイントがもらえる通貨ペアを選定し、割安となっている通貨ペアを長期で保持する。短期的な為替レートの大変動の影響を避けるため、複数の通貨ペアに分散し、累計レバレッジは10倍~15倍程度に抑える。

先物・オプション取引は、一時的な下落局面の際に、短期的に取り入れる。高値警戒感が出てきた際は、一時的に、先物の売りもしくはプットの買いでリスクヘッジする。

CFD取引を適度に取り入れ、割安となっている銘柄を長期で保有する。基本的には、価格調整額、権利調整額、金利調整額がプラスになる銘柄を選定する。商品CFDなど、株式以外の投資についても割安な場合は、取り入れていく。

以上、投資戦略となる。

株式投資、FX取引、先物・オプション取引、CFD取引を組み合わせれば、投資の可能性は無限大となり、自分の思いのままに投資をコントロールすることができる。ひとまず、この投資戦略で運用し、改善事項があったり、その時々の相場の状況に合わせて、変化させていこうと思う。

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