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外国為替取引(FX)とは

みなさんは、FXと聞くとどういうイメージを持っているでしょうか。中には怖いイメージを持っている方もいるかもしれません。

しかしFXは、仕組みを理解して賢く利用すれば、安全で堅実な投資方法です。

このページは外国為替取引(FX)について解説します。

外国為替取引(FX)とは

外国為替取引(FX)は、通貨ペアと呼ばれる2つの法定通貨を交換する取引のことです。通貨ペアには為替レートが設定されてあり、各法定通貨の信用度に応じて為替レートが変動します。

世界中の法定通貨のうち、アメリカドルが基軸通貨となっており、世界中の法定通貨はドルが基準となって為替レートが変動しています。

為替レート

為替レートは、通貨ペア間の価値を示すものとなります。

2019年6月現在、ドル/円の通貨ペアは、1ドル/108円となっています。

この場合、108円あれば1ドルに変えることができます。

円安・円高

よくニュースで「円安になりました」「円高になりました」ということが報じられていると思います。この円安・円高はどういう意味でしょうか。円安・円高は、ドル/円の通貨ペアで円の価値がどうなっているかを示すものとなります。

円安になった場合の通貨ペアの変動を以下に示します。

ドル/円 1ドル/110円

ドル/円 1ドル/120円

上記の場合、1ドル110円で交換できたのが、1ドル120円必要になってしまいます。

つまり、円を10円多く支払わなければならないため、円の価値が低くなっています。

元のドル/円の為替レートから円の価値が低くなることを、円安といいます。

円高になった場合の通貨ペアの変動を以下に示します。

ドル/円 1ドル/110円

ドル/円 1ドル/100円

上記の場合、1ドル110円で交換できたのが、1ドル100円ですむようになっています。

つまり、円が10円少なくてすむため、円の価値が高くなっています。

元のドル/円の為替レートから円の価値が高くなることを、円高といいます。

為替レートの変動によって、通貨の価値が高くなったり、安くなったりします。

外国為替取引(FX)は、この通貨ペアの為替レートの変動を狙い、利益を得ていく投資となります。

スワップポイント

外国為替取引(FX)は、為替レートの変動のほか、もう一つ利益を得る方法があります。

それはスワップポイントです。スワップポイントとは、通貨ペア間に金利差があった場合、金利差を受け取れたり支払ったりする必要があります。下の図の場合、通貨Aは金利1%、通貨Bは金利2%の場合、金利差は1%となります。この金利差がスワップポイントとなります。

スワップポイントは、通貨ペアの金利差により受け取る場合と、支払う場合があります。

金利が低い通貨を売って、金利が高い通貨を買った場合にスワップポイントを毎日FX口座で受け取ることができます。

ドル円:買いスワップ(左図) 2.60%/365日=毎日、建玉の0.00712%のスワップポイントが受け取れる

例:ドル円為替レート100円 金利差2.60% 1LOT(10000通貨)の場合、1日当たり71円ぐらいスワップポイントがもらえます。

逆に金利が高い通貨を売って、金利が低い通貨を買った場合、スワップポイントを毎日支払う必要があります。(右図)

ドル円:売りスワップ(左図) 2.60%/365日=毎日、建玉の0.00712%のスワップポイントが支払わないといけない

例:ドル円為替レート100円 金利差2.60% 1LOT(10000通貨)の場合、1日当たり71円ぐらいスワップポイントを支払う。

実際のスワップポイントは、各FX会社が公表しているため、そちらをご確認ください。

ちなみに、理論上では、金利差通りに売り買いのスワップポイントが同じはずですが、大体支払うほうは多く支払い、受け取るほうは少なく受け取ることになります。

なぜ、金利差通りに受け取れないかというと、FX会社が手数料を差し引いている(中抜きしている)からです。スワップポイントメインでの取引を考えている人は、スワップポイントが常識的な範囲となっているか確認し、FX会社を選びましょう。

レバレッジ

外国為替取引(FX)では、自己資金以上の金額を取引することができます。

個人の場合、必要証拠金を差し入れれば、最大自己資金の25倍ものレバレッジで通貨を売買をすることができます。

高いレバレッジで取引をした場合、為替相場の急変に伴い、とんでもない額の損失を抱えてしまう可能性があります。

証拠金維持率が100%を下回った場合、追証が発生します。指定された日時までに証拠金維持率が100%以上になるように入金しないと、強制決済されてしまいます。

また、証拠金維持率が50%を下回れば、強制的にロスカットが行われます。

強制ロスカットも間に合わないほどの為替相場の急落があった場合は、借金を抱えてしまうこともあります。例えば、土日などは為替市場が休場のため、売買の注文が約定しないため、土日にインパクトがでかいニュースなどが出て週明け為替相場が、下振れ/上振れして窓を開けた場合は、レバレッジによっては、追証/強制ロスカット/証拠金維持率0%を通り過ぎ、借金を抱えてしまう可能性もあります。

いずれにしても、自己資金で賄いきれないほどのレバレッジで取引を行うことはお勧めしません。

手持ち現金もしくは株式投資などの別口座の資産で精算できる範囲内で、取引を行うことをお勧めします。

外国為替取引(FX) のメリット・デメリット

外国為替取引(FX)では、以下のメリット・デメリットがあります。

基準価額の変動による資産価値の変動(キャピタルゲイン)

為替レートは日々変動します。為替レートが変動すれば、売買金額に応じて資産価値が変動します。

金利がつく(インカムゲイン)

金利が低い通貨で金利が高い通貨を買うことにより、スワップポイントがもらえます。ほかの投資と違い、スワップポイントは毎日もらえるため、インカムゲインのためにタイミングを調整して売ったり買ったりする必要がありません。

資金効率がいい

外国為替取引(FX)は少額の自己資金で投資を始めることができます。レバレッジをきかせることにより、自己資金の25倍までの売買を行うことができます。ただし、通貨の売買単位が通常1万通貨(1000通貨単位でも取引可)となるため、売買金額としては、まとまった金額で取引を行う必要があります。

24時間取引可能(土日除く)

外国為替取引(FX)は、24時間取引可能です。ほかの投資と違い、夜間での取引が可能なため、生活スタイルに合わせ、投資ができます。ただし、土日は、全世界の銀行が閉まっているため、取引不可です。

外国為替取引(FX) の取引方法

外国為替取引(FX)を始める場合は、以下の取引方法になります。

インターネットから、FXを取り扱っている会社にFX口座を開設します。

主な窓口は、FX会社、証券会社、ネット銀行になります。

証券会社で取引する場合、証券会社に証券口座を開設する必要があります。

ネット銀行で取引する場合、銀行口座を開設する必要があります。

税金

外国為替取引(FX)で利益を得た場合、税金が発生します。

外国為替取引(FX)の税金は、利益に対して20.315%の税金が課せられます。

所得税:15.315% ※復興特別所得税含む

住民税:5%

100万円の利益の場合 税金:20万3150円

逆に損失が発生した場合は、税金は発生しません。

外国為替取引(FX)の場合、損失を3年間繰り越すができ、3年間分の利益と相殺することが可能です。

例えば以下のようになります。

1年目:400万円の損失 税金:0円

2年目:100万円の利益 税金:0円

3年目:100万円の利益 税金:0円

4年目:100万円の利益 税金:0円

5年目:100万円の利益 税金:20万3150円

もし、この譲渡損失の3年間繰越控除制度を使う場合は、損失がでた年と次年度以降3年間は毎年確定申告が必要です。

確定申告

一般的なサラリーマンの場合、外国為替取引(FX)による所得が20万円以内の場合は確定申告をする必要はありません。ただし、住民税の申告は行わなければなりません。

外国為替取引(FX)による所得が20万円を超える場合は確定申告をする必要があります。

取引手数料について

外国為替取引(FX)の場合、取引手数料は各FX会社により異なります。

通常は、取引手数料は、無料の場合が多いです。

代わりに通貨の売買時のスプレッドを手数料として徴収している形になります。

スプレッドは、1万通貨あたり30円ほどなので、ほかの投資と比べると、取引手数料は極めて低いです。

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